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評者◆座談会 東雅夫×菊地秀行×夏来健次×平戸懐古
古典小説に新たな光を――『ドラキュラ』以前/日本における吸血鬼小説の系譜をたどる
吸血鬼ラスヴァン――英米古典吸血鬼小説傑作集
G・G・バイロン/J・W・ポリドリ他著、夏来健次/平戸懐古編訳
吸血鬼文学名作選
東雅夫編
No.3561 ・ 2022年10月08日




■この五月から六月にかけて、東京創元社から二冊の「吸血鬼小説」アンソロジーが刊行された。一冊は夏来健次・平戸懐古編訳『吸血鬼ラスヴァン――英米古典吸血鬼小説傑作集』、もう一冊は東雅夫編『吸血鬼文学名作選』である。前者はブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』(一八九七年)に先駆けた作品を中心に構成され、後者は日本の新旧文豪たちによる小説・翻訳を味わうことができ、どちらも幻想怪奇小説愛好家にとって必読の書だと言っていい。この二冊をめぐって、編訳者、編者である夏来氏、平戸氏、東氏に加えて、『吸血鬼ハンターD』の著者で『吸血鬼文学名作選』にも作品が収録されている小説家の菊地秀行氏の四人に語っていただいた。(取材日・七月二八日、新宿区・東京創元社にて〔村田優・フリー編集者〕)

■最初の吸血鬼体験

東 ありがたいことに私は毎年、創元推理文庫から二、三冊ほどアンソロジーを編ませていただいておりますが、この『吸血鬼文学名作選』を編集している最中に、同じ版元から『吸血鬼ラスヴァン』が刊行されることを知ったので(笑)、この二冊が同時期に出ることになったのは完全に偶然です――聞くところによると、『吸血鬼ラスヴァン』の企画は五年ほど前からあったということで。ただ、収録された作家のうち、バイロンとポリド...







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