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第3599号 2023年07月15日 (土曜日)
今週の一面 戦争の生みだすすべて 新城郁夫
書評その他 「きみ」の目を通して見る世界――主人公の名前をあえて明かさないこの物語に、ロンドンで暮らすすべての黒人、ひいては手に取ったすべての人の心に響く、黒人として生きる現実を読み取ることができる 古森科子
書評その他 平穏な町が隠す闇――些細な視線や動作、言葉や情景によって、文字の裏に記された思いに読者は想像をめぐらす 竹松早智子
書評その他 ノスタルジックなSF小説――物語の持つ力が、心に強く残る 上林香織
書評その他 アメリカの歴代大統領を時間順に取り上げ批評し、現在のアメリカの問題を浮き彫りにしていく画期的な書――ブッシュ・ジュニアからトランプという流れは、アメリカ政治の衰退を象徴している 黒川類
書評その他 ユダヤ人を密かに助けたドイツ人救援者たち――潜伏者の生活は死と隣り合わせの孤独な闘いだった 川成洋
書評その他 松村明のこれまでの軌跡であり、集大成――この写真集は松村の仕事というよりも人生の縮図となっている 宮田徹也
書評その他 日本におけるフェミニストカウンセリングの40年の歴史を振り返る――フェミニストカウンセリングの到達点と課題をまとめた本書は、この分野の今後の発展の礎となる 村本邦子
書評その他 「学識」と、「素朴な小説読者」――「わたし」を巡る複雑なアイロニーに満ち満ちた書 秦邦生
書評その他 マクロ経済学の各種潮流の歴史的展開を再帰的反省という観点から振り返る――現代における経済学という学問や経済学者としての職業集団のあり方を問い直し、その再編を提起 横田宏樹
書評その他 アルチュセールの理論を踏まえて、社会の現状を乗り越える基礎作業のために――アルチュセールの理論を掘り下げることで、現代社会における諸議論に欠けている視点に気付かせてくれる研究 今野晃
書評その他 互いを生かすことを原動力として生きる人々――「他者の作家」と呼ばれるチョ・ヘジンの小説集 東間小織
書評その他 若い読者に背伸びを促すポテンシャルに充ちた新たなスタンダードの登場――太宰のテクストに宿る甘美な危うさと切実さの現在性を周到に炙り出す 小澤純
書評その他 吹雪の向こうに何が待つのか?――現代文学のモンスターが描く近未来ロシアのロードノベル 眞鍋惠子
書評その他 戦後における戦争孤児たちの実態を踏まえて児童福祉の歴史を描き出す――戦争の犠牲ともなった孤児たちの実態の解明なしに戦後は始まらないという思念 室田保夫
書評その他 日本思想とは、日本語で考えるとはどういうことなのかを問う――「自然の支配」において、自然をどう対置するかという、「日本的自然」をめぐる固有な発想 板橋勇仁
書評その他 中国東北の工業化の源流を追究――「満洲国」以後の断絶や連続の強弱を検証し、その連続性を認める 三木理史
書評その他 朝鮮人の抑留史に切り込んだ貴重な記録――およそ80年前の戦争の残滓を私たちにまざまざと見せつける 小林昭菜
書評その他 「本橋成一とロベール・ドアノー‐‐交差する物語」展が開催 本紙編集・米田綱路
書評その他 独立系書店の「インディペンデント」を問い続けて半世紀――「表現の自由は、出版流通の自由なくしては成り立たない」という理念を追求してきた模索舎の試み 清原悠
連載 「正しく論理的に考える」とはどういうことなのかを考える――「思考の隅景」連載への方法論的・技術論的考察にむけて 稲賀繁美
連載 新型コロナ・パンデミック、第九波の始まりにて――炭鉱のカナリアとしての沖縄 粥川準二
連載 その198 八時半再考 凪一木
連載 新刊目録 6・24 ~ 6・30 編集部






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  最新刊
『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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