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第3586号 2023年04月08日 (土曜日)
今週の一面 放射能バカヤロー!――新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対する 鼎談 平井玄×栗原康×森元斎
書評その他 震災の記憶を継承するとは、何をどうすることなのだろうか――東日本大震災とは何なのかという問いに、この本は1つの答えを与えている 朴沙羅
書評その他 「保護すべき存在」となった日本人移民の子どもたちの歴史的背景や実態――キリスト教団体・日本人団体による教育の二面性などを明らかにする 尾上貴行
書評その他 働きがいのある会社にあるものは信頼関係である――「いい会社」の実現に向けた道を多数紹介 松本雄一
書評その他 失業の「再埋め込み」の仕方をめぐる都市とライヒ(国家)のせめぎ合いを活写――都市ガバナンスに焦点をあてた都市史研究の新たな側面をも開拓する 森周子
書評その他 「怪異」と「ミステリ」は混ざりあうか?――名だたる近現代のミステリ作家、SF作家、怪談作家たちの作品を解説しながら、怪異とミステリの関係や融合にまつわる考察がなされている 朝里樹
書評その他 戦間・戦中期の人間的主体の揺らぎは現在につづく――モダニズム詩と戦争詩を六人の詩人の作品を中心に立体的に解読 宗近真一郎
書評その他 正に《奇想天外の本棚》から刊行されるに相応しい作品――SF設定でミステリ要素が大きい「SFスリラー小説」 北原尚彦
書評その他 「遊びとしての哲学」という側面を追求――本書の取り組みは、帰納の問題を足がかりとして、認識とメタ倫理をインターフェイスさせる研究の可能性をも示唆している 鵜殿憩
書評その他 排除でも包摂でもない別の仕方で「残りもの」と和解することは可能か――ロゴザンスキーの述べる「脱身体化した共同体という民主主義のユートピア」を、「私たち」に向けられた問いとして受け取りたい 安藤歴
書評その他 死とともにある生――イスラエルの作家ウズィ・ヴァイルがこれまで発表した作品を、独自に再構成した短編アンソロジー 池田雄一
書評その他 なぜこのようなことが起きてしまったのか?――制度的な問題の根源に多方面から迫り、事件がもたらした社会への波紋を考察する 増田幸弘
書評その他 「政治と文学」という事態を根源的に問う、極めて明晰かつ野心的な戦略――既成の「文学史」の図式が根こそぎ崩壊していく新たなステージを実感する 中山弘明
書評その他 若き日のエーコが描き出そうとした、美と善がいまだ深く結びついていた世界――いまだ近代の到来しない時代における美と芸術に関する思想を、その豊饒さと共に私たちに開示してくれる書 渡辺洋平
書評その他 世界で二冊目となるキンタマ本――まさに「キンタマのデパート」をブラブラするといった趣きの一冊 後藤護
書評その他 「アナキスト」安部公房の姿を描き出し、読者の読みの可能性を広げる「批評」書――安部公房はアナキズムを我がものとしていく際、海外文学を糧にした 小平慧
書評その他 北山研二は、思想者であると共にアーティストだった――我々は遺された文章から、北山の思想を学び、活かし、後世に伝えていくべきであろう 宮田徹也
書評その他 希望を見据えよ、血路をひらけ  怪物の出現――それは、現在進行形で続く、終わりのない文化的現象である 谷口基
書評その他 でも、これからやらなければならないことを可視性と意識(記憶)の射程を思考する画家の「眼」を論ずる公式展覧会図録 平井倫行
連載 その185 人生の断捨離 凪一木
連載 新刊目録 3・18 ~ 3・24 編集部






サイト限定連載

図書新聞出版
  最新刊
『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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