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第3575号 2023年01月21日 (土曜日)
今週の一面 個人を超えた政治のために――物語と想像力の限界と可能性 田口陽子
書評その他 「限界」や「制限」に関して抜本的な再思考を促す――「自己制限」という発想を提示して、論理を支える思考の土台から脱成長論の精緻化を試みる 太田和宏
書評その他 なぜ、テクノロジーを中心とした問題解決は良くないのか――現在進められている形の「スマートシティ」推進政策を批判し、テクノロジー中心のものから人間のニーズを踏まえたものへと転換を迫る 田畑暁生
書評その他 どのような性格特性が徳とみなされるか――気候変動や生物多様性の喪失が問題となっている現代において核心をなす問い 神崎宣次
書評その他 浮かび上がるアメリカ自然主義文学開拓者の新しい一面――今、読み返してこそ見えてくるものとは 土屋陽子
書評その他 〈未生以前〉をめぐる珠玉の思索――「楽園的なもの」と「猥雑なもの」の間で 大池惣太郎
書評その他 戦争の時代に「木々」はいかなる姿でありえたか?――葛藤と挫折、そして自立 熊木勉
書評その他 近世から近代へと移る共和政の展開を、多様なままに理解しようという試み――従来の共和主義研究に対する大きな視角が提示された論文集 楠田悠貴
書評その他 大林民族学の英知と魅力――比較と総合化を実践した著作のアンソロジー 岸上伸啓
書評その他 枯れ葉剤による被害と環境汚染の状況、被害者支援の取り組みを明らかに――国際平和の構築に向けた協力のあり方を改めて考えさせられる書 黒田学
書評その他 「奇妙な違和感」を理解するための「新たな思考様式」を感じる書――「マイノリティ」が生きづらいと感じる「社会」の真の姿を解明するために 結城俊哉
書評その他 読者をアーミッシュの世界へと導いてくれる書――キルトが果たしてきた社会的な役割を描き出す 野村奈央
書評その他 「相馬事件」が日本の精神科医療に及ぼした影響――著者の研究の集大成ともいえるテーマの書 西川薫
書評その他 これまでにない「熊本発の蘆花評伝」――忘れられた文豪の再評価に大きな弾みになる書 布川純子
書評その他 エッセイの鑑――場所だけではなく時間も超える旅 宮田徹也
書評その他 世界の循環の絵巻物:すべては無常なのに、恒常とも見える――肯定的な無常観 中条省平
書評その他 「革命の詩」の詩人は問う――「詩人のいらない/金色の朝」の反照をたえず浴びていなければ、真に優れた詩というものは生まれないのでないか 野村喜和夫
書評その他 ヒューマンカインドの定義に「人間ならざるものとの連帯」を取り戻す:われわれが「共生的リアル」に耳をそばだてて、現実にあるものの真相に気づく ――この「エコロジカルな目覚め」はすでに始まっている 竹中真也
書評その他 俳句の短さがますますいとおしく感じられる――キーワードは〈橋渡し〉。英訳への思いを抱きつつ書かれた書 皆川燈
連載 新刊目録 12・24 ~ 12・30 編集部
連載 新型コロナに最前線で立ち向かう救急医療の現場の声から、「生権力」の発動を感じ取る――「未来のある若者」と「高齢者や持病のある人」の間に、「多数派の人」と少数派の人との間に、「切れ目」が入れられ、前者が「生きさせ」られて、後者が「死に廃棄」され始めている 粥川準二
連載 「人間らしく生きる」とは――フランソワ・オゾン監督『すべてうまくいきますように』、 イウリ・ジェルバーゼ監督『ピンク・クラウド』 睡蓮みどり
連載 セルア・リュスト・ブルビナ『アルジェ‐東京』――問いかけは行動に向かわなければならない 福島亮
連載 その174 決戦は仏滅の火曜日 凪一木






サイト限定連載

図書新聞出版
  最新刊
『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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