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第3549号 2022年07月02日 (土曜日)
今週の一面 地球被ばくの現実――原発事故も核実験もボーダレス。ヒバクシャは生み出され続け、汚染地域に残る放射性物質でいまも被ばくし続けている 豊﨑博光氏インタビュー
書評その他 ここにはない何かへ近づくアプローチ――「絵師の物語」を甦らせようとする河津聖恵の〈かたり〉の力 奥間埜乃
書評その他 優れた文学研究者の学ぶさまを辿りなおす――文学を愛するものの書棚の片隅にひっそり置かれるにふさわしい一冊 髙尾直知
書評その他 「言語」の壁/「言語」の夢、孤絶と友愛――李卓吾が残した夥しい言説そのものの襞に分け入って、徹底的にそれを読み解き、読み直す 伊東貴之
書評その他 「かれ」と「わたし」が不思議に同調するテクストの冒険――構造分析ではなく構造変換が真価を発揮 森井良
書評その他 市民がどうすれば非暴力で強権的独裁体制を倒すことができるか――私たちにも「政治的柔術」を導き出すための支援ができる 中見真理
書評その他 ヒップホップの歌詞が霊性を持ちフォロワー(信者)を引き寄せる――現代の社会で苦しむ人々が、ヒップホップを核として同じように集い、歌い、踊り、言葉に意味を感じて自分を確認できるなら、ヒップホップが宗教だと言うセイクウの主張は自然で、説得力がある ウェルズ恵子
書評その他 〈当座の政治的平等の原則〉の視点――地球環境問題について哲学・倫理学的に考えるうえでの一つの立脚点となる好著 白川俊介
書評その他 根底にある、政治的秩序の中で応答する人間の倫理という問い――若きウォルツァーの知力が注ぎ込まれている著作 藤田潤一郎
書評その他 物語にならなかった非物語はいかに救済されるのか――フランクルの思想を意味と受苦の相即性として捉え、ニヒリズムとアウシュヴィッツという二つの敵と格闘する 今井伸和
書評その他 概念と生にもたらされる変化とその行方――問いを終わらせるのではなく、あくまでも問いを紡ぎ続けることを引き受け、あらたな「別の生」へと帰還し続ける 小林卓也
書評その他 「星をみつめて」に誘われて――作者の「信」の構造は、彼自身の人生の中から醸成された強いものを胚胎している 黒川類
書評その他 高橋ユニオンズを知っていますか?――新規球団創設に邁進した関係者やチームの勝利のために奮闘する選手たち・監督といった登場人物の熱意や憂い、悲しみ、喜びなど様々な感情が本書の行間には満ち溢れている 齋藤拓哉
書評その他 かけがえのない読書体験――渡辺京二に、石牟礼道子に、あるいは、「水俣病闘争」に心を寄せる読み手を豊饒化させる言葉の連なりとその質感 渡邊英理
書評その他 母親とは、母性とは何なのか――八月の闇から逃れようとする娘たちは光を見い出すことができるのか 古森科子
書評その他 一見風変わりな西洋哲学史解釈――徹頭徹尾「大陸」合理主義哲学の視点に立った哲学史 小山虎
書評その他 複合的かつ重層的イメージの解明を試みる――長年の難問へと果敢に取り組み、新たな視座を提供した本書の意義は大きい 岩谷秋美
書評その他 原爆文学と震災後文学、「戦後」文学を架橋する――現在にこそ読まれねばならない 鳥羽耕史
書評その他 演劇を通して、日本の演劇人がアジアの人たちと対等に向かい合う姿に触れる――舞台芸術が創作される現場のリアル 宮野祥子
連載 新刊目録 6・11 ~ 6・17 編集部
連載 老眼鏡とサル、の巻 秋竜山
連載 その148 動けよ2~ビルの地下から、批評の末席を埋める者として 凪一木
連載 動いている小舟を岸から追いかけて、何とか足をぬらさないで、乗り込むことに成功した時のうれしさに似た読後感 ぱせり






サイト限定連載

図書新聞出版
  最新刊
『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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