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第3415号 2019年09月14日 (土曜日)
今週の一面 いまそのとき、史的唯物論――マルクス主義の再創造へ 対談 マニュエル・ヤン×酒井隆史
書評その他 『パターソン』の牧歌的性格と、少数民族に関する詩人の態度――アメリカの一地方都市の歴史と社会を起点として様々な問いを提起した長篇詩を論じる 長畑明利
書評その他 私たちを取り囲んでいるさまざまな「さかいめ」の存在――人が記憶として覚えていることは、ほんの上澄みだ 寺田操
書評その他 「生命の重畳量の豊富さ」/「過剰としての空虚」――村上春樹と村上龍というふたりの村上の表現世界の新たな更新が実現された 久保隆
書評その他 「さあ、全歴史の死者であるわたしたちがここにいて、またもや死にかけている。しかし、今度は生きるために…」――マニュエル・ヤンによって生きられた「三・一一」の表現であり、その経験を革命の「世界史」に開こうとする試みの書 仲田教人
書評その他 「神戸モダン」のセンスと心意気で生涯を生き抜いた主人公とその人生――消え去っていく多くの家族の物語を代弁するかのようにここに置かれている 梶葉子
書評その他 沖縄の苦闘の歴史にどう向き合い、つながるか――「日本人は信用できない」、痛烈なヤマト批判 大野光明
書評その他 一〇〇年目の水上勉から、一〇一年目の水上勉へ――待望の“再発見”は、大きく“再評価”の歩を進めたといってよい 田村景子
書評その他 君たちは私の継承者たり得るのか?――先行き不透明な時代の今だからこそ、カブラルが残した言葉=思想から学ぶ 市之瀬敦
書評その他 性意識とナショナリズム論との連動性――これまで不可解であった部分を解明する 石井一也
書評その他 哲学者チャールズ・テイラーの思想の待望の「入門書」――「わかりにくさ」に向き合うために、個別的なテーマや論点をわかりやすく解説 高田宏史
書評その他 リベラリズムは何でできている?――この思想の諸変奏を解き明かす 那須耕介
書評その他 〈児童文学〉の社会的地位を明らかに――従来の研究史において類例の少ない、まさに〈有り〉〈難い〉研究 大木葉子
書評その他 人類学の観点からインドの市民社会を論じる――ムンバイの市民運動を事例に 小川道大
連載 日韓関係が緊張度を増す中、この題材を真っ向からぶつける上演はさすが――新宿梁山泊公演『烈々と燃え散りしあの花かんざしよ』(作・シライケイタ、演出・金守珍) 伊達政保
連載 死と写真の回廊①――北条裕子「美しい顔」――日常の被災者たち 石黒健治
連載 その14 遭難フリーター 凪一木
連載 新刊目録 8・23 ~ 8・29 編集部
連載 立ち消えた声を聞くための異なるテーブル 岡和田晃
連載 日本国憲法の肖像――改憲論の変容と護憲④ 添田馨
連載 山水画を文章化するたのしさ、の巻 秋竜山






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  最新刊
『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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