No.2796

宇和島での事件を機に、

   小松美彦氏に聞く

2006.11.4日

2796号

緊急インタビュー

脳死・臓器移植が抱える闇
――教育基本法改定の流れとも連動する改定A・B案

 第165回臨時国会に、臓器移植法の二つの改定案が上程されている。脳死を一律に人の死の基準と定め、本人が臓器提供を拒否する意思を示していなければ、家族の同意だけで脳死後の提供を可能とするA案と、提供可能な年齢を15歳以上から12歳以上に引き下げる内容のB案だ。そうした中で十月初旬、愛媛県の宇和島徳州会病院の生体腎移植をめぐり、臓器売買の事実が明らかとなる事件が起こった。
 今回の事件の問題性、改定法が抱える広範な社会的問題、現行法と改定案のポイント、脳死に関して秘匿されることの多い驚くべき医学的事実、脳還元主義がもたらした陥穽……などについて、科学史・生命倫理学が専門の小松美彦氏にお話をうかがった。(編集部)。

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臓器売買事件が投げかけるもの
人間の存在と意思を冒涜する改定法案
秘匿される脳死の実態と医学的問題点
「延命効果」への疑問符
より広く考えるべき社会的問題
※ インタビュー日:2006年10月19日
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